人の話を最後まで聞く
これをするだけで、相手がこちらを信頼して安心して話をしてくれるのに、

途中で話をさしはさんだり、

「なんだ、そんな馬鹿なことしたのか」と評価したり

「そりゃ、お前が悪いだろ」と助言したり

「あ!なるほど!こうなるわけだ!」と予測して、おいしいところをもっていったり

 

そんなことをついしてしまうもんだから、相手は

「もういいや」「どうせきいてくれんし」

「途中で切らないで最後まではなさせて」

となって、心を閉ざしてしまう。

昔は、叱っている子どもが途中でだまりこくってしまうことがよくあった。

その気持ちがわからず、

「ちゃんと返事をしないか」

「どうしてこうしたのかきちんと言葉ではなさないか」など、

ずいぶん腹をたてて怒ったものだ。

 

当たり前だ。

話をしている途中で

「それで!!」と威圧的に先をうながしたり

「な~に~!!?」と怒りをあらわにしたり

 

それじゃ、何も言えなくなってしまって当たり前だ。

 

まず、聞く。

話し終わるまで、じっくりと聞く。

「はやく話終われ!」と願ったらだめだ。

顔や動作に出る。

はらをくくって、心を沈めて、とにかくまるごとその子をうけとめるつもりできく。

子どもが悩みや困りごとを話してくれるようになるにはそれしかない。

ちかごろすごくそう思う。
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追記2014/ 11/13

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人の話を最後まで聞く | 教師の知的生活ネットワーク
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