・・・帰るときには絶対に厳しく叱らなかった。P85 有田和正先生の 「 人を育てる」より。

有田和正先生の「人を育てる」からです。


叱った後、さっと切り替えて笑い話ができるというのはなかなかできることではありません。

子どもを叱っているうちに、どんどんこっちもヒートアップしてきて「なんだー!」と行き着くとこまでいってしまい、子どもたちの方も先生の怒りをしずめるには一体どうしたらいいのかわからなくなる、というような叱り方をした経験を持つ人も多いのではないでしょうか。


必要な指導、叱りをした後、「さっと」切り替えられるようになったのはずいぶんたってからだったように思います。切り替えた時の子どもたちの安堵の表情、ほっとした顔を見ると、「切り替えられてよかったー!」と内心胸をなでおろしていたものです。


若い頃から心がけて、自分のいらいらが高じていく前に「でも、まあ、・・ね。次からはできたらいいな」みたいにさっと切り替える心の技術を磨いていきたいもんだなあと思います。


子どもが安心して帰途につくことができるような学級では、子どもたちの心が育つと思います。


有田和正先生が、「帰るときには絶対に厳しく叱らなかった」というのはすごく大事なことです。しかられてとぼとぼと家路につく子どもの気持ちを考えたら子どもが愛おしくてたまらなくなります。


でも、私は「絶対に」とはいきませんでした。つい放課後に残して厳しく指導することもありました。

でもひとつ心がけていたことがあります。
ひとしきり指導した後は、「受け止めてくれたかい?」と聴いてあげる。これで子どもはほっとした顔になります。
そしてもうひとつは、その子を校門まで送って行ってあげることです。
これだけはしていました。
有田先生ほどの心の器量を持てなかった私にできる精一杯の後始末でした。

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