今日が始業式だった小学校は多いのではないでしょうか。
そして担任発表も。

いつもそうでしたが、担任発表でドキドキワクワクするのは子供達だけではありません。
私の名前が呼ばれた後、子供達からはどんな反応があるのか、しーんとなったり泣き出したりしたらどうしようとドキドキしていたものです。

それでも、若いお兄さん先生の頃は、だいたい毎年、わーっ!と歓声が上がっていたものです。

ところが、ある年、異変が起こります。

去年までは確か歓声が上がったのです。
ところがその年、初めてどよめきを耳にすることになりました。
「こわいよぅ」という小さな声も聞こえました。

私はショックを受けました。

まさか、どよめかれるとは。そして、こわいよ・・・といわれるとは・・・。

ちょうど、受け持つ子供達が初めて自分の息子よりも年下になった年でした。
私自身になんらかの雰囲気の変化が生まれたのでしょうか。
自分の息子よりも小さな子たちを担任するという、ある意味尊大な感情があったのかもしれません。君たちのことはもう全部わかってるんだぞ、というような上から目線的な見方が。

次の年には初めて理科専科となり、担任を離れ、それから8年間ずっと専科のまま年齢を重ねました。

もう自分には担任はないだろうな、どよめかれたままになっちゃったな、と諦めていたある年、私は8年ぶりに3年生の担任となりました。
嬉しさのあまり寝られませんでした。

そして迎えた担任発表。
あのどよめきから10年近くたっています。私もさらにおじさんになりました。
子供達から見れば十分に怖いおじさんです。
どよめかれることも静かに受け入れられる年齢になっていました。

しかし、担任発表で私の名前が呼ばれた時、小さな小さな子供たちは、わーっ‼︎と歓声を上げてくれたのでした。

私はその子供達を大切に大切に育て、4年生に送り出しました。

その子たちも、今年高校2年生です。