昼休み。
主任のマキが教室で子供たちの日記を見ていると、3年2組のヨーコのクラスの子どもたちがやって来ました。
「あら、リョータ君、ユキちゃんも。どうしたの?」
「先生、ヨーコ先生が変なんです」
「変?」
「なんかぁ、なにやってもぉ、ほめるの・・・」
「いいことじゃないの。みんなもほめられて嬉しいでしょう?」
「ちがうの!マキせんせ。」
ユキが腕をぶんぶん回しながら言います。
「あのね。ノートにね。書いたらね。ほめるの。」
「?」
「・・・あの、ノートに黒板の字を写してるだけなのに、上手ねぇとか、えらいねぇなんです。」
お姉さんっぽいユリがフォローします。
「そうなの?それは困ったねえ。あんまりうれしくないね・・・」
マキ先生にはちょっと思い当たることがありました。
・・・
この記事は,Lyustyleの教育チャンネルに移動しました。 2018-7-8
コメント