教育雑誌からのメモを整理していました。
もう20数年も前のメモです。

そこに下のような記述がありました。

「アメリカ合衆国では、基礎学力を一斉授業でやりたくても無理なのである。


なぜなら、子どもたちの社会的背景が非常に異なっていて、日本に比べると、同じ学年の中の子どものたちの学力差が、ある研究者によれば、日本のそれの三倍はあるからである。


移民や難民の子ども、
典型的なインテリ中流階級の子ども、
単純労働で家庭環境も悪い低所得者層の子ども等々、
文化的等質性が非常に低く、一斉授業では確実に落ちこぼれを作ってしまうことになり、「個別学習」や「個別指導」をするしかないのである。

日本でも、外国人子弟や帰国子女の増加が進めば、そのうちにそうせざるを得なくなるかも知れない。


授業研究 1993-11 403 p11」


そして今,確かに日本でもそうなっています。


一斉授業が難しくなっているのは,同じことが日本の学級でも起こるようになっているからです。


「一斉授業から協働的な学びへの転換」という21世紀型の学校の様式の変化はこのような背景からも来ていると思います。


小1プロブレムなどは,実は矯正されなければならない問題なのではなく,対処すべき課題なのでしょう。


子どもが一斉授業を受け付けなくなってきているのです。

これからの時代は,何が何でも一斉授業,一斉授業ありきの授業ではなくなっていくことと思います。

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