7月21日 №57

20までの数

今日のヤマは、数が線上に表されること、目盛りは等間隔であること、右へ行くほど多くなり、左へ行くほど少なくなること、などの学習である。


こんなのはなるべく体で覚えさせたい。数の概念を体の中に作っていくのである。


まず教室の後ろの床に、タイルに沿ってすーっとガムテープを貼った。


次に左端を0,タイルの1つを1目盛りとして子ども一人ひとりに「16のところで止まってください。「14のところで止まってください。」などと言って歩かせた。


そして止まったところに、数のカードを置いていった。


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全員歩き終わると、教室の床に「かずのせん」が出来上がった。


これを使って「13より3大きい数は…。じゃぁ、3歩歩こう,1、2、3。あ、16だ。」などとやっているのである。



「プリントの問題を見てわからない子は、教室の後の「かずのせん」に歩いて確かめに行く。


遊びが学習に変わる

 子どもが遊んでいる姿から教えられた。


 ある子が2とびで歩き出したのである。

 2とびの数え方の練習にとても良い!


 2歩ずつとばしながら歩く。

 歩きながら数える。

 リズムで数えられる。


 「かずのせん」は、2とびの数え方の練習になった。


 休み時間には「かずのせん」を「2,4,6,8,10,12…」と言いながら何人もの子どもが歩いた。つまずかないで言えるようになるまで何回も歩く子もいた。


「かずのせん」で遊ぶ子の遊び方を見ていると、数について色々と考えていることがわかったのだ。
それは2とびから3とびへと自然に遊びが移っていったからだ。


歩いて数を確かめながら「3,6,9…」とやっている。


2とびだけできればいいのだが、いつの間にか3とびまでできるようになってしまった子が2人いる。


それを見て4とびを歩いて確かめ始めた子もいる。

その子は4とびの数えができるようになってしまった。


無心になって何度も何度も繰り返す姿を見て、このような姿が本当に学習が身についている姿であろうし、学習の中に何とかしてそのような姿を作り出したいものだと思った。


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