カテゴリ: 教育の動向


1月5日に、第一生命が「大人になったらなりたいもの」アンケートの調査結果を発表しました。
それによると、「学者・博士」が男の子の1位となっており、これは15年ぶりとのことです。

2016年まで3年連続で日本人がノーベル賞を受賞したことで科学への関心が高まったことが大きいのではないかと言われています。


2位は野球選手です。

しばらくサッカー選手が2位でしたが、これを8年ぶりに上回ったそうです。

大谷選手の人気などの話題が野球選手への人気につながったようです。


以後、「医者、警察、刑事、大工」と続きます。

前回18位だった「消防士・救急隊」が7位に、前回33位だった「建築家」が9位と、それぞれおおはばに順位を上げているのは、昨今の社会情勢によるものでしょうか。



さて、子供たちに人気のある「Youtuber」

数年前、ある県で、Youtuberが子供のなりたいものランキングの上位になったと話題になってました。

したいことをして、刺激的な動画をアップロードしてたくさんの視聴を集め、広告料で生きていくスタイルにあこがれたもののようです。


しかし、2017年の春に、視聴回数が10000以下のアカウントは広告掲載ができなくなり、2018年になってさらに、「登録者数が1000人以上、視聴時間4000時間以上」」という制限があらたに加わり、簡単に広告収入を得るというスタイルはハードルが高くなりました。

これは、Youtubeの動画の質の向上ということとともに、子供たちの「らくして稼ぎたい。人気が出るなら手段や内容を選ばない」というような考えをある程度絶ち、生業をもってまじめに暮らしてくことの大切さを振り返らせる意味で大切なことだと思います。


筆者も、もう6年ほどYoutubeに動画を挙げていますが、それは私の動画をだれか必要な人の役にたててもらいたい、そうすればこちらも向こうもうれしい、というそのようなことのためです。

もう1つは、映像をを扱うのが好きで、動画かできたらそれを誰かに見てもらって、それを元にコミュニケーションをしたいということのためです。

Youtubeをそのように生活の質の向上のために使うのはとてもよいことだと考えます。

この回のアンケートの上位にYoutuberが入っていなかったのはよかったと思います。


8/28日に、学力学習状況調査の結果が公表されました。

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県の平均正答率の順位にはさほど興味はないのですが、秋田県などの常に上位にいる県については興味があります。


さて、結果の中で興味深かったことがあります。

第1に,部活の時間と、平均正答率の高さには相関関係があることです。

因果関係ははっきりしませんが、相関が成り立つのは間違いないことのようです。


例えば,部活を1~2時間やっている生徒,2~3時間やっている生徒,3時間以上,まったくしない,というくくりでは,1~2時間やっている生徒の平均正答率が一番高く,全くしない生徒の平均正答率が一番低かったというのです。


その事実の上に立って何をどうするということですね。

ただし,この統計では,部活の時間と平均正答率の,どちらが原因でどちらが結果なのかはわかりません。あくまで相関関係があるということです。


このことをもって,「部活の時間は最低でも1~2時間」とか「1~2時間部活をやれば学力が上がる」などのように結び付いていくと困ります。


二つ目は、自己肯定感の増加傾向。



平成26年度以降増加傾向があるそうです。

学力の経済学では、学力が向上すると自尊感情が高まるというエビデンスがあると述べられていますが、それと関係あるのでしょうか。


少しずつ学力が上がっているのなら、エビデンスの通りになるのでしょう。



さて、これから教育委員会が活発に動き始めます、


県や市の学力の分析を行い、各学校に指導。各学校では、それをもとに各校での取り組みを明確化して今後の取り組みを行います。


相関関係と因果関係とを取り違えない,教育行政を行ってほしいと思います。


そして,一番大切なのは,子どもの学力をあげるため,という視点。一人一人をみることです。突出したわずかな高得点層が高い平均正答率を引っ張っているというようなのではだめなのです。

今朝の読売新聞に、学校の校務運営システムに在宅で繋がる、いわゆるテレワークのことが書かれていました。

大阪市教委が2014年に校務運営システム導入とともに始めたことです。
それまでは、通知表や指導要録など、外に持ち出せないために在宅で仕事できず、遅くまで残らねばなりませんでした。

また、子育て中の教師は、遅くまで学校に残れないので、休日出勤を余儀なくされていました。
しかし、家で運営システムにアクセスできることで、退勤を早められるようになだだということです。午後6時には家に帰れるようになった例が掲載されています。


さて、「よかったよかった」と言いたいところですが、実はそうではありません。これは、生活の仕方が改善されただけであって、仕事量の多さが緩和れるわけではないからです。

午後5時以降はプライベートではありませんか。アクセスできるようになったとは行っても、結局仕事はしなければならないんです。赤ちゃんを抱いて。
「よかったよかった」というためには、早く帰れた上で家でも仕事をしなくて済むことが大事なんです。

なぜ?

 それは、教師は人を教育する仕事だからです。人を教育する人は自分を磨き続ける人でなければなりません。5時以降は、そのための時間に使えなければならないのです。
家族との大事な時間をきちんととった上で残る可処分時間で、十分な知的な活動を行う時間が必要なのです。研究、読書、対話、鑑賞。

これらのことが土台になり、私たちは深い教養を持って子どもたちの指導に当たることができるようになります。
寝るまで明日の準備や事務仕事では、教師は自分の成長ができません。

だから、私たちには、午後5時までに全てを終えられる環境が必要なんです。


午後の授業は外注にして、教師は事務や研究に午後を使えるだけで日本に教育は変わります。

人を増やして空き時間を作るだけでも変わります。


そういうことをしなくてはダメです。

アクセスできるようになったということは、家でも仕事をせよと行っているのと同じですから。


とはいえ、まずはここからですけどね。
その点で、テレワークはゴールではなく、第一歩。
まだ、これさえ実現できないところもあるんだから。まずはここから。


鳥取県教委は、校務運営システムを導入した時に「教員の業務は学校で全て終わらせるのが本来の姿だ」としてテレワークを見送ったそうです。

これは逆に素晴らしい。
午後5時で全ての業務を終わらせるために、県としてなんとかする、という覚悟の姿です。(・・・であってほしい。そうでなければ、実体のない単なる筋論で、「業務を改善して早く帰れ。でも仕事は全部終わらせてから帰れ」と行っているに等しいからです」

昨日、2020年度から始める新指導要領実施に向けての移行措置として,「外国語活動」の先行実施を2018年度から必須とするという新聞報道がありました。
学校の裁量なしの,必須です。


学習内容に空白が生じないようにするのが目的です。

3.4年は、15コマ英語の時間を作ります。5.6年は、今の35時間に15コマ増やして、50時間にします。


「総合的な学習の時間」を使うことも認められました。

増やす時間についてあまりにも無責任に、学校や教育委員会にその工夫を押し付けるものであったためか、各学校が急な時数増加で戸惑わないために行うということです。


このことをどう考えたらいいのでしょうか。


総合的な学習の時間な大事なものですが、英語も大事。
かと言ってたんに機械的に時数を増やせば現場は混乱する。
1つの解として、総合の時間を持ってくるということです。


現場の感覚からいえば、大事なことはわかっているので,無理なくやってほしいというところでしょか。


もちろん総合的な学習の時間の実践家からは、反発されるでしょう。
私も同じように思います。
総合をちゃんとやれば、子どもの将来に生きて働く力をしっかりつけることができると思うからです。時間を減らされたくはありません。


でも、そう言っていても仕方ありません。
増やすことで無理が生ずるならば何かを削らなければならない。


外国語活動は総合的な学習と親和性があります。
総合的な学習の時間を単に削るということではなく、うまく融合するといいのにと思います。
英語は総合の中で、総合は英語を取り込んで、というようなところで折り合いをつけるように考えられたらいいなと思います。
クロスカリキュラム的な考え方です。


日本の教育は、欲張りに欲張りを重ねて妙に肥大化しているのですから仕方ないところです。


ただし、この総合的な学習の枠の使用を認めることは,移行措置期間だけ。

2020年から英語ば純増ということになっています。今のところ。


しかし、移行期間中のこの体制、総合から15時間持ってきてもいいから,学校では20時間だけ増やしてね、というあたりに落ち着くのではないでしょうか。

なかなか複雑な気持ちです。
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いよいよ2017年があけましたね。
本年度の終わりとともに、新しい時代の幕開けが待っています。
3月に、新指導要領が告知されるのです。
それとともに、新しい教科書が作られ始めます。


新しい指導要領による授業の開始は平成32年度からではありますが、まだ先のことなんて言っていられないことが、今年はいろいろとありますね。

道徳の特別の教科化1年前という年です

来年平成30年から、道徳が教科化されます。
特別の教科としての道徳が始まったら、教科書を使うようになります。

また、評価もしなければなりません。


みんなが来年度から特別の教科 道徳を始めなければなりません。
カリキュラムを見直したり、評価や授業改善についての研修を受けたりして、準備をすることが必要となる年ですね。

また、来年度は英語の先行実施の1年前の年となります。

5,6年での英語が教科化されますので、十分な準備期間を撮れるように、再来年度から先行実施が行われます。来年度は先行実施1年前の年です。


教科ですから教科書が作られますし、評価のための評価基準規準の作成もCan-doリストの観点から必要になります。


だれが5,6年担任になってもいいように、32年度までの間にみんなが研修を受けることになります。


他にも新しいことがいろいろと始まりますが、ひとつひとつクリアしていきましょう。


私もいつも反省していますが、大事なのは、子供の脳をアクティブにするための授業改善をしようという意識を持つことだと思います。

目の前のこどものことをいつも考えているありの目と、数年先の見通しを持つ鳥の目。
どちらも必要ですね。
 

1958年に道徳の時間が始まって以来、50年あまり。
  • 「道徳に係る教育課程の改善等について」(2014年10月21日)
    • 2018年度から「特別の教科」開始
    • 教育課程上の位置づけは、現在の教科外の活動から「特別の教科」へ
    • 副読本から、検定教科書へ 2016年土までに検定
    • 記述式の評価が導入
  • ロード
    • 2015年 学習指導要領改訂 道徳を特別の教科と位置づける
    • 2016年 検定教科書
    • 2018年 開始

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